西やんのピアノ工房日記

 KL-32BGリニューアル

今日はピアノの頭脳部であるアクション(打弦機構)の分解、錆・汚れの除去、点検作業をしました。

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鍵盤を押す指の動きをハンマーに伝えるアクション部では一鍵あたり約70個近くの部品が使われている為、心に浮かんだ音楽をそのままピアノの音として再現するにはなんと言ってもアクション部が敏感に反応する状態でなければいけません。

サイテックピアノ工房ではピアノを弾くにあたってこう言った一番大事な事を常に考え作業しなければなりません。

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各部品の状態を確認しながら分解します

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鍵盤を下げた時に最初に力が加わるウイペンアッセンブリー

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弦を叩くハンマーアッセンブリー

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年月が経てばこの様にホコリや汚れが付着します。こういう場所は分解しない限りクリーニングする事は出来ません。

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クリーニングしながら動きに重苦しさやガタが生じていないかチェックします。

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ハンマーアッセンブリーも同様に作業をします

鍵盤が88鍵あるのと同様に各アッセンブリーも88個有りますので時間が掛かりながらもひたすら地味な作業をするのですが、この作業をするのとしないとではピアノ一台の完成度は違います。

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西やんのピアノ工房日記

    KL32-BGリニューアル初日
             
今日はKLちゃんをバラし外で一緒に日光浴をしながら作業をしました。

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中に溜まったホコリや汚れを取り除きながらピアノの状態を確認していきます。

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一つ一つのパーツの状態を確認しながら外せるパーツを外します。

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ここまでパーツを外せば昨日と比べピアノが軽くなり移動するのに楽になります。この後はいよいよKLちゃんと日光浴!

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これから作業をすると言うのにKLちゃんはすっかり昼寝中です。

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長年に渡り金属部や弦に付着した錆を取り除きます。外装を外して見ないと分からない場所ですがこのピアノがこれから先も長く安心して使って頂ける為にとても大事な作業の一つです。

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西やんのピアノ工房日記

     工房に新たな刺客現る
              〜通称貴婦人の横綱〜

今日はサイテックピアノ工房に新たなピアノがやって来ました。
やって来たと言っても私と師匠二人でお客様のご自宅から工房に運んだのですが KAWAI KL-32BGと言うピアノでこれがまた他のアップライトピアノと比べかなり重いピアノです。

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工房に何事も無く無事納めましたが尋常じゃない汗と私と師匠の顔色に覇気が感じられませんでした。さすが横綱...ゲートラ(ゲート付きトラック)はピンピンしてましたが私は参りました。

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このKL-32BGは木目でマホガニーの鏡面仕上げ
年数は約25年経っていますが元々のグレードは高くピアノの高さが約131cmあり音も良いです。とは言えこのピアノも一度バラして細部にわたり直さなくてはいけませんので明日からはこのピアノとの死闘の日々になります。

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西やんのピアノ工房日記

西やん自宅のピアノのキズ修理

 今日は前々から気にかけていた自宅のピアノに出来たキズの修理をしました。ピアノの足の部分ですので目立たないとは言え一度目に入ってしっまたからにはどうしても気になってしまいます。

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硬いもので強くぶつけたのか塗膜が欠けて中の木まで出ています。こういう垂直になっているところのキズ修理は結構難しいです。
専用のパテで埋め固まったところで周りの表面と平らになる様に削っていきます。

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埋めた周りと凹凸が無く平らになるまで何度も確認し削り過ぎにならない様気を付けるのですが、ここの加減がまた難しいです。

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パッと見は分からないレベルにはなりましたが自分の中ではまだまだです。とりあえず胸の中で引っかかっていた物が取れたので一安心しましたがまたそのうち違うところにキズが出来ると思いますのでその時はまたコツコツ直して行きたいと思います。

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「ピアノ工房」

サイテックピアノ工房社員旅行
      〜大自然の中で二台のバイクが奏でる夜想曲〜

今日は午後から師匠と二人でバイクに乗り社員旅行に行きました!!
目的地は七ヶ宿ダムに決め、最初に梁川町に沿って流れている阿武隈川沿いの道を走りました。

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阿武隈川と山の風景を見ながら一息

続いて北に上り丸森の手前で左折し山を一越して白石市の国道四号線に出ました。そこから113号線に入り、後は心地よい風を受けながら七ヶ宿ダムまで疾走するだけです!


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七ヶ宿に到着!!
私は初めて来たのですが回りの景色も一緒に堪能できダムの水に反射して映る夕日は心を奪われます。

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バイクに乗りなれていない私はここに着くまでに十回はエンストしてしまっているのでおそらくMR50(左側のバイク)とXL250は私の文句を言いながら景色を堪能していたと思います↓
どちらのバイクも私よりも先輩ですので頭が上がりません。

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七ヶ宿を出発し一山をまた越えたのですがその山から見える国見町全体の景色も綺麗でした。
工房に到着した頃には体もヘトヘトになり疲れましたがとても楽しい社員旅行でした↑
旅行費は二千円ポッキ(ガソリン代と缶ジュース2本)
マイナスイオンをたっぷり体に取り込みましたので明日からもまた一生懸命仕事に励みます!!
P.S.私のヘナチョコ運転のせいで師匠は満喫出来なかったと思いますが、お許し下さい。

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西やんのピアノ工房日記

西やん自宅のピアノをメンテナンス

          〜14年間の思い出と共に

今日は長年良きパートナーとして共に過ごした自宅にあるピアノのメンテナンスをしました。
今まで演奏者としてこのピアノに向き合っていたのに今は技術者として向き合う姿勢である自分に少し照れくさい面もあり不思議な感じです。

幼少の頃から私の音楽の良き理解者であり長年一方的な喜怒哀楽を受けとめてきてくれたピアノで、今度は私がピアノの気持ちを受けとめる立場です。

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自宅のピアノとは言えピアノの向こう側にはピアノの先生である母のキツイ眼差しを受けているので気が抜けません↓
ただ単に興味本位でなく以前までお世話になっておりました調律師と比較しているので胃がきりきりした中での作業です。

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グランドピアノの整調はアップライトピアノと違いまだ経験が浅いので時間がとても掛かり体力の消耗も比べ物にならないです。

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続いて整音作業です。
本来整音作業の経験がまったく無い私は手をつけてはいけ無い工程なのですが、いつまでも出来ないではすまないのでピアノに一言「私の為に落ちるところまで落ちましょう!!」と一礼しながら言い、弦跡がびっちり付いたこのハンマーを剥きます。

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手が震えてまったく上手く剥けません↓頭の中で師匠の作業風景やアドバイス、仕上がったハンマーの形を思い出しながら作業をしているのですが仕上がり状態はまったく別物です...。

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左側は剥く前で右側は剥いた後です。
自信がないのでほんの少ししか剥きませんでしたが、ピアノに納めて音を出した瞬間音が変わったのがハッキリと分かりました。
硬かった音からやわらかい音になりましたがイメージしていた音とはまったく違いこの整音の難しさを肌で感じました。母には「少しは良くなったと」九割慰めのこもった言葉を頂きましたが深追いをしても今の技術では良い結果も出せないので、取り合えず時間を置いて弾き込み音が落ち着くまで様子を見たいと思います。

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金属部はすっかり変色しているので輝きを取り戻します。

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この作業は結果が目でみて楽しめるので何時やっても気持ちが良いです。

自分で言うのもなんですがこうして今までお世話になったピアノを直してみると泣けてきます。「恩返し」にはまだ程遠いですがこれからも
時間も見つけてちょくちょく直して行きたいと思います。

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プロフィール

Author:西ヤン
出身:福島県福島市


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